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HOW-TO・書類 × AI(障害福祉)

個別支援計画をAIで書く手順
― 児発管・サビ管の下書き作成と、個人情報の守り方 ―

カテゴリ:記録・書類 × AI最終更新:2026-07-13著者:合同会社サン 代表 菅野 竜輔

個別支援計画は、アセスメントの整理・目標設定・文章化と、いくつもの工程を経て仕上げます。児発管・サビ管が一人で抱えると、どうしても時間がかかる書類です。AIは「書く・整える」工程の下書きづくりが得意で、ここに使えば作成時間を大きく圧縮できます。ただし障害福祉の個別支援計画は本人・家族の意向がいちばん大事な書類。だからこそ個人情報の守り方まで含めて、自社で福祉施設を運営する立場から実務目線で解説します。

個別支援計画をAIで書く手順|児発管・サビ管の下書き作成と守り方 の要点をまとめた図(合同会社サン 福祉DX お役立ちブログ)

なぜ個別支援計画の作成にAIが効くのか

個別支援計画づくりで時間がかかるのは、内容を考える部分より、「アセスメントの箇条書きを、様式に沿った文章に整える」部分であることが多いです。AIはまさにこの「書く・まとめる・整える」作業を得意とします。職員が残したメモやアセスメントの要点から、長期目標・短期目標・具体的な支援内容の下書き文章を短時間で作れます。

自社の福祉施設で実証

私たち自身、自社運営の福祉施設で記録・請求・提出書類をAIに載せ替えた結果、毎月の定常事務が約35時間 → 約3時間(約9割減)になりました(支援記録 約8時間→約1時間)。※自社運用の棚卸しに基づく試算(目安)。規模・運用により変動します。個別支援計画も、記録と同じ「型に沿って整える」書類なので、考え方はそのまま応用できます。

この記事は個別支援計画の作成手順に特化した内容です。記録全般のAI活用手順は 「介護記録をAIで効率化する具体手順」、福祉DXの全体像は 「福祉事業者のためのDX・AI・LINE活用 完全ガイド」 をご覧ください。

個別支援計画をAIで書く5ステップ

  1. アセスメントを箇条書きで整理する:本人の希望・生活状況・課題・強みを、まずは事実のキーワードだけで書き出す
  2. 本人・家族の意向は「言葉のまま」残す:AIに要約させず、本人が話した言葉をそのまま書き留める
  3. AIに長期目標・短期目標の下書きを作らせる:下のプロンプトで、様式に沿った文章に整える
  4. 児発管・サビ管が事実確認と妥当性を判断する:目標が本人の意向・課題と合っているか必ず確認する
  5. 担当者会議で共有し、型を保存する:うまくいった構成は事業所の「ひな型」として次回に使い回す

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そのまま使えるプロンプト例

コツは記録づくりと同じく「①役割(何の文書か)②形式(文体・字数)③ルール(推測しない・本人の言葉を変えない)④記号化した素材」の4点を渡すことです。固有名詞は記号に置き換えてから入力します。

1. 長期目標・短期目標の下書き

「次のアセスメント要点をもとに、障害福祉サービスの個別支援計画における長期目標(1年)と短期目標(3ヶ月)の下書きを、ですます調で作成してください。本人の意向を変えず、事実にないことは書かないでください。利用者は『A様』と表記します。
要点:〔本人の希望:もっと外出したい/現状:屋内での活動が中心/強み:人と話すことが好き/課題:初めての場所で不安が強い〕」

2. 具体的な支援内容の下書き

「次の短期目標を達成するための具体的な支援内容を、①支援者の関わり方②頻度③留意点の3項目で、200字程度に整理してください。断定的な効果は書かず、事実と方針のみとしてください。
短期目標:〔A様が月1回、職員同行で近隣への外出を経験する〕」

3. モニタリング記録の下書き

「次のメモを、モニタリング記録として①目標に対する状況②本人の様子・発言③今後の方針の3項目で整理してください。推測は加えず、本人の発言はそのままの言葉で残してください。
メモ:〔外出2回実施/『少し慣れてきた』と発言/付き添いは引き続き必要〕」

AIに個人情報を入れても大丈夫? 安全な使い方3原則

AIに個人情報を入れるときの3原則:記号化・下書き・最終は人、の図解
個別支援計画でAIを使うときの個人情報3原則。
個人情報の3原則(必ず守る)
  1. 氏名・事業所名などはそのまま入力しない(記号化=A様・B事業所)
  2. AIの文章は支援者が直す前提の「下書き」。本人・家族の意向は本人の言葉のまま残す
  3. 最終判断は必ず人が行う

個別支援計画は特に本人・家族の意向がそのまま反映されているかが問われる書類です。AIに要約させると本人の言葉のニュアンスが変わってしまうことがあるため、意向・発言は要約せず原文のまま残す運用を徹底してください。

よくある失敗と対策

失敗1:AIの文章をそのまま計画書に貼る → 本人の意向とズレることがあります。必ず児発管・サビ管が事実確認してから確定を。
失敗2:本人の発言をAIに要約させてしまう → ニュアンスが変わる恐れがあります。発言は原文のまま残し、AIには構成づくりだけ任せます。
失敗3:利用者名や事業所名をそのまま入力 → 記号化を習慣に。出力後に正しい名前へ戻す運用に。

費用・相場の目安(自社の料金も開示します)

領域始め方費用の目安
記録AI・音声入力既存ツール/汎用AIから月 数千円〜
LINE公式アカウント
構築・運用代行
ライト/スタンダード/運用代行初期 0〜10万円
月 9,800〜39,800円
AI伴走(現場版・顧問)月2回〜の伴走で「回し続ける」月 10万円〜
1Dayワークショップ御社の業務で実演+専用プラン納品¥49,800(顧問の初月に全額充当)

初回相談は無料です。個別支援計画の様式・件数をお聞きしたうえで、必要な範囲だけお見積りします。なお、報酬改定や様式の詳細は変更されることがあるため、最新情報は厚生労働省および都道府県の一次情報でご確認ください。

よくある質問

AIが個別支援計画をそのまま作ってくれますか?
いいえ。AIが作るのはあくまで下書きです。本人・家族の意向の確認、アセスメントの事実確認、目標設定の妥当性判断は、児発管・サビ管が必ず行ってください。
利用者の氏名や事業所名をAIに入力しても大丈夫ですか?
そのままの入力は避け、A様・B事業所のように記号化してから使うのが安全です。出力後に正しい名前へ戻す運用にしてください。
児発管・サビ管が交代したばかりでも使えますか?
はい。経験の浅い担当者ほど、AIが文章の型を示してくれることで書き方に迷う時間を減らせます。最終判断は必ず人が行う前提です。
費用はどのくらいかかりますか?
記録・書類系のAI活用は月数千円からの汎用ツールで始められます。運用の型づくりまで伴走してほしい場合はAI伴走(顧問)月5.5万円のGUIDEプランから選べます。初回相談は無料です。
施設長・事務長の方へ(稟議に使う場合)

記録と申し送りは、投資判断のいちばん分かりやすい入口です。職員1人が1日15分を記録に取られているなら、20人規模で月100時間。そこが何割減るかが判断材料になります。

費用は開示しています。AI活用診断は0円、1Dayワークショップは49,800円で初月の顧問料に全額充当。継続のAI伴走顧問は GUIDE 月5.5万円、BUILD 月10万円、PARTNER 月20万円です。記録・申し送りを面で軽くするならBUILDが基準線になります。

失敗する施設には共通点があります。全員に一斉導入する、記録のルールを決めずにツールだけ入れる、続ける担当を決めない。この3つを避けるだけで定着率が変わります。

理事会や法人本部への説明は、こう置くと通りやすいです。まず1部署2〜3名で1か月試し、削減できた時間を実測してから全体に広げる。初期費用0円で始められ、合わないと分かった時点で止められる。

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合同会社サン / 福祉 × AI・DX / 全国オンライン対応
菅
菅野 竜輔(かんの りゅうすけ)/ 合同会社サン 代表社員
福祉の現場に15年以上携わり、自社でも福祉施設を運営。その当事者の立場から、AI・DX・LINEで記録/書類/連絡/集客/採用の負担を軽くする伴走支援を行っています。近隣の板橋区内の特別養護老人ホームでの導入実績あり。
▶ 運営者情報・実績はこちら / 埼玉県所沢市狭山ヶ丘・首都圏対応 / 公式LINE・[email protected]